​化石

fossil
人間の脳には記憶を保存する際、学習時に活動したニューロンの集団が「記憶痕跡」(memory trace ; engram)として物理的に残り続ける。
固定化された記憶はその記憶に関連付けられた物を見つけるなどの手がかり により想起されるが、
その後忘れたり関係のない記憶と組み合わせてしまったりする。
デバイスはそこに保存されている画像以外にも、過去に使用されておりそこで画像に触れていたという指紋や傷など痕跡の記録は残る。
フォトグラメトリにばらつきのある大量の画像を入れるとそこから自動的に似通った 3~10 枚の画像を選び取るが、そのソフトに入れることを意図して撮影されていないものだと、形が崩れ不明瞭な 3D モデルとして生成される。
記憶と記録を繋ぐ物質として痕跡はある。
この作品は堆積物のように積み重なったデバイスから幼少期に使用していたDSi LL を発掘し、そこに保存されていた 318 枚の画像をフォトグラメトリに通し痕跡が残された画像の身体として生成し続けたおぼろけな記憶と記録の化石である。

 
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